「代理店の手数料は高いのでしょうか」という相談を受けたとき、私は料率だけでは判断しないようにお伝えしています。
同じ支援料金でも、戦略設計・日々の調整・改善提案・定例報告まで含む場合と、初期設定とレポートだけの場合では中身が違うからです。まず確認したいのは、手数料のパーセントではなく、1年間の総支払額、依頼できる作業、社内に残る知識の3点です。
広告運用の料金には主に3つの考え方がある
広告運用の支援料金は、次のように整理すると比較しやすくなります。
| 料金の考え方 | 支払額の決まり方 | 確認したいこと |
|---|---|---|
| 広告費連動 | 広告費の一定割合 | 広告費が増えたとき、作業内容も増えるか |
| 月額固定 | 広告費にかかわらず一定額 | 固定料金に含まれる作業と回数 |
| 期間固定の伴走支援 | 3ヶ月・6ヶ月など期間単位 | 終了時に自社で運用できる状態になるか |
どれが優れているという話ではありません。早く成果検証を始めたい会社は運用代行が合いやすく、担当者の知識を資産として残したい会社は内製化支援が合いやすい、という違いがあります。
実質の負担率は、自社の広告費で計算する
実質の負担率は、次の式で確認できます。
実質負担率(%)=月額の支援料金 ÷ 月間広告費 × 100
ただし、比率が高いから直ちに割高、低いから妥当とは限りません。次の作業がどこまで含まれるかを同じ条件で並べて比較します。
見積書で確認する5項目
1. 戦略設計は含まれるか
媒体の設定だけでなく、誰に何を訴求し、どのページへ誘導するかまで整理するのかを確認します。
2. 調整の頻度は決まっているか
キーワード、クリエイティブ、日予算を「必要に応じて調整」だけで終わらせず、確認頻度や報告方法まで言語化されていると比較しやすくなります。
3. 改善提案と実施の範囲はどこまでか
広告管理画面の変更だけなのか、LPや計測、訴求の改善まで提案対象なのかで必要な工数は変わります。
4. 広告アカウントを誰が所有するか
解約や担当変更が起きたときに備え、アカウントの名義、管理者権限、過去データを引き継げるかを契約前に確認します。
5. 報告と相談の回数は十分か
レポートの送付だけか、数値の意味と次の施策まで説明されるかを見ます。社内で意思決定する人が理解できる報告になっていることが重要です。
Liberateの3つの支援を比較する
事業者向けの主な支援は次の3つです。料金は広告費・期間・支援範囲を確認したうえで個別にご案内します。
| 支援 | 提供方法 | 向いている状況 |
|---|---|---|
| 広告運用代行 | 対応媒体と作業範囲に応じて個別設計 | 戦略立案から日々の調整まで任せたい |
| 広告運用内製化支援 | 期間と支援範囲に応じて個別設計 | 自社で運用できる体制と知識を作りたい |
| 広告運用チャットサポート | 確認頻度と支援範囲に応じて個別設計 | 運用作業はできるが、定期的に判断を確認したい |
支援内容と条件は、見積時に書面で確認できる形にします。
どの形を選ぶかの判断表
- 社内に運用する時間がなく、早く検証を始めたい → 運用代行
- 担当者を置けて、半年後以降の手数料を抑えたい → 内製化支援
- 基本操作はできるが、判断や改善案に不安がある → チャットサポート
- 何が問題かまだ分からない → まず現状のアカウントと契約範囲を整理
支援料金だけを下げても、判断が遅れて広告費を無駄にすれば総コストは増えます。反対に、高い支援を契約しても、事業側の受け入れ体制がなければ十分に活用できません。料金、広告費、社内工数を合わせて比較するのが現実的です。
まとめ
広告代理店の手数料が高いかどうかは、料率だけでは決まりません。
- 1年間の総支払額を計算する
- 含まれる作業と頻度を並べる
- アカウントと知識が自社に残るかを確認する
- 代行・内製化・チャット支援を同じ条件で比較する
この4点を確認すると、自社にとって必要な支援と、払い続けなくてよい費用を分けやすくなります。
現在の契約内容と広告費を見ながら整理したい場合は、無料相談で状況を伺います。乗り換えを前提にせず、現状維持を含めて比較します。